コロナ禍の影響による都内や埼玉県最南部の方々に、上尾市周辺をご検討頂くケースが増えています。
上尾駅についてはイメージが湧くけれど、北上尾駅ってどうなんだろうという質問を頂く事が増えましたので、下記にて少々ご説明させて頂きたいと思います。
まず初めに北上尾駅について、これは高崎線には珍しい請願駅になります。
請願駅とは地元の要望により、後から設置された駅です。
もともとあった上尾駅と桶川駅の間に作られたため、駅間が非常に短いです。
通常、高崎線の駅間距離は概ね4~5km程なのですが、北上尾駅は隣の駅との距離がそれぞれ2km以下になります。
特に上尾駅との間は1.7kmと短く、徒歩で換算すると約21分です。
そのため、上尾駅から東西に離れた土地を購入するのであれば、北上尾駅までの距離の方が近いことになります。
また、畑が多かったエリアに駅を作ったため、周辺の開発も容易でした。
そのため、駅前からすぐに区画整理エリアが始まっています。
駅の東口は原新町、少し距離をおいて錦町、近年では上平中央も整備されました。西口は手前の中妻、浅間台から始まり、市街化区域(街なか)内ではどこまでいっても区画整理されたエリアが続きます。
この様な環境は高崎線の駅では、大変珍しいです。
そのため、駅に近くて、区画整理エリアをとお考えのお客様には、私はいつも北上尾駅エリアもご紹介するようにしています。
平成の頭ころは、上尾駅周辺よりも高い相場で取引されていたこともあった様で、その頃購入なされて方々は、特に収入の高い方が多い印象があります。
お住いの皆様は、現在の相場は当時と比べると考えられないくらい安いと感じている様で、ご子息様世帯に実家の周辺でのお住まい購入を薦めるお客様が特に多いです。
驚かれるかもしれませんが、先日私がご売却させていただいた物件は、上尾市浅間台【北上尾駅徒歩16分 平成6年築 敷地35坪(路地状敷地)建物は一般的な4LDK】で、当時のチラシによると新築時の販売価格は7300万円でした。
北上尾駅の東口は、PAPA上尾というショッピングセンターがあり、フィットネスクラブや大手家電量販店、飲食店等が揃っています。
近くにもクリニックやドラッグストアが多数ございます。
反対側の西口は、なんだか寂しい感じがすると思いますが、これは”一応”道路整備が途中だからとお考えください。
少し先へ進むと、お店が多くあり、上尾駅エリアとも生活圏はほぼ一体といえるでしょう。
余談ですが、以上のような兼ね合いもあり、北上尾駅エリアで探していると、桶川駅の方が近い物件にすぐに行き当たってしまうことがあります。これも駅間が近いからですね。
上尾市井戸木2丁目は最も桶川駅に近いとろこでは徒歩8分という近さになります。とはいえ販売されることは少なく、良い土地は半年にひとつ程度でしょうか。
以上ご参考となりましたら幸いです。