比較的借入が用意な融資として知られているフラット35(固定金利)ですが、お選びになる物件によってはどうやらこの9月が借入可能なタイムリミットとなってしまいそうです。
フラット35の審査に通らないという場合、他の金融機関の審査にはかなり通りにくいため、最後の砦とも言える融資です。
融資の審査にあまり自信がなく、金額を抑えた中古物件を選ぼうとお考えの方必見の投稿となりますので、当てはまると思った方は、ぜひお読みくださいませ。
さて、フラット35を借り入れするためには、適合証明書という書類が必要です。
適合証明書の基準にはいくつかありますが、しばらく前から、フラット35Sという上位の基準を満たすことが出来ないと、実質的に購入費用をフルに借り入れることは出来ない状況になっていました。
このフラット35の審査基準が今後、随分厳しくなってしまいそうなのです。
これまでは、お風呂と階段に手すりがついているとそれだけで「バリアフリー」と見なされ、フラット35Sを取得することが出来ました(そもそも、これがどうして?という感じも致します)。
しかし、10月の審査分からこの方法が使えなくなる事がわかりました。
すると、この様になります。
・手すりを付けただけではフラット35Sの適合証明書が取れない。
↓
・Sのつかないフラット35で審査を受けることになる。
↓
・融資が否決されてしまう、または、相当の自己資金の供出を求められる。
これではせっかく築年数の古くて安価な物件を選んでも、手元にお金のない方は、フラット35を利用することが出来ませんね。
バリアフリーに関する基準が厳しくなるのは、2022年10月に検査する物件からです。
ということは、2022年9月までに不動産の売買契約を結んで、適合証明書の検査さえ受けてしまえば、
ギリギリセーフで、融資を受けることが出来そうです。
検査会社さんは、この9月、随分忙しくなりそうです。
お心当たりの方、もしかしたら持ち家を購入できるか、何年か先に生活の状況が大きく変わるまで難しくなるかの瀬戸際と考えて、物件探しに取り組んで頂くと良いでしょう。