森美術館で行われている「建築の日本」展に足を運んだ。
(エスカレーターのあるこの空間も見どころのひとつ。)
見ごたえがある素晴らしい展覧会だった。
入口で待ち受けるのは、木を複雑に組んだ壁。洗練されたフォルムとその技術に圧倒される。
この壁裏から始まる最初の部屋だけでも、見るのにかなり時間が掛かる。
そして、館内には千利休作の茶室、国宝《待庵》が再現されている。
確かに貴重だとは思うのだが、そもそも質感が再現できておらず、サイズを体験するだけの模型といった印象が否めない。
安藤忠雄展で教会が再現されていたことと比べると、まったく話にならないレベル。向こうは親方日の丸だからお金のかけ方も違うのだろう。残念。
モダニズムの家具で誂えたブックスペース
半バーチャル映像で代表的な建築物や、人体との係わりを感じることが出来るスペース。
二本の木で支えられている家、すごいですね。
丹下健三 自邸の模型。
写真撮影可能なスペースが限られているため、ここまでお読み頂いた方には、あまり雰囲気が伝わらないかも知れませんが、実際の展覧会はとても素晴らしいものです。
組木をはじめとする日本の技術力への尊敬と、日本の建築物への興味を大いに掻き立ててくれました。
タモリ倶楽部などで紹介された「三田のガウディ」さんによる アリマストンビルもパネル展示されていました。
残念だったのは、図録がイマイチだったところ。
日本語と英語を併記しているため、写真などの分量が少なく、購入に至りませんでした。
二冊別に出せば良いのに。
その他、展示品も有り。
展覧会に少しは関係している様な。
森美術館のある六本木ヒルズの展望台では海をテーマにしたプロジェクションマッピング「海の地球ミュージアム2018」も行われていたらしいけれど、時間が合わず見ることができず。
今回は水槽でがまん。