Lo-Fiがあまり好きでは無い私にとって、このCDから音が鳴った瞬間の印象はあまり良いものではなかった。
それでも1曲目はやはり嫌いなのだが、2曲目以降はなかなか聴かせる。
Lo-Fiなのか、使っている楽器がやや原始的でエスニックなものなのか、どちらなのだろうと考えている内に、おや、もしかしてアシッド?なんて考えも想起する。
本格的にジャジーなフレーズも聴くことが出来る。
アンビエントだけれど、使っている音がキッチュだから、静謐な感じはしない。
そして、最後の曲は20分を超える大作で、しっかり聴くことが出来るけれど、ややキモい低音男性ボーカルの使い方など個性的。
しっかりと個性を打ちだした良いアルバムだと思うけれど、メンバーは売れる気など無いのだろう。
ちょっと検索してみたが、どういったバンドなのかやはり不明。
イギリスのコミックキャラクターや、映画などに同名の登場人物がいるらしいので、バンド名はそこから取ったのかもしれない。