本日は、土地代金を抑え、市街化調整区域に家を建築なさりたいとお考えの方むけの情報です。
上尾市においては、市街化調整区域への建築について以前からとても厳しい制限がありました。
もともと建物が建築されていた土地や、特定のエリアのみ建て替えを容認されているものの、全く建物がないところに建築するのは大変難しいものです。
上尾市で建築可能なエリアの詳細はこちら
ところが隣の桶川市では、まったく何もない所であっても、市街化調整区域へ建物を建築できる方法がいくつかございました。
その最たるものが、市街化調整区域に長期居住する親族がいる方による居宅建築です。
親族が20年以上居住している必要があったり、自宅を持っていないことが条件となったりとなかなか難しいものですが、それでも上尾市と比べたらずっと容易に建築ができました。
ところが、これが厳しくなります。
市街化調整区域の農地には、今後建築しづらくなってしまいます。
まずは下記をご覧ください。
これは、現在用いられている審査基準になります。
黄色い線の部分が重要なのですが、実はこれ、その他の条件を満たしていれば、他人から農地を新たに購入しても良いと言ってくれているのです。
まだ自分のものになっていなくても、仮登記さえしてあれば建築を認めるという事です。
ところが今後は下記の様になります。
先の文書で示した黄色いマーカーの部分が無くなってしまいました。
そのため、市街化調整区域にある農地については、自分または親族が以前から所有していた土地にしか建築できなくなります。
だったら先に農地を購入してしまえば良いと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、農地法というとても厳しい法律があるため、簡単に農地を取得することは出来ません。
新しい基準は令和4年4月1日より適用されます。
審査にも時間がかかるため、現在の条件で建築できるのは、概ね今年(令和3年)の年末ころまでに申請した分までという事になってしまいそうです。
残された時間はあと少しです。
ご検討中の方はお早めに土地を見つけていただくと良いでしょう。