少し前、東京都写真美術館へ足を運んだ。
今回はポーランド女性作家の作品展。いつもなかなか攻めた内容の展示だ。
女性作家が評価されていなかった頃から現代にかけて、随分レトロな表現にさかのぼって展示されていた。
かなり面白い作品が多く、(この日は1時間くらいしか時間が取れなかった)時間が足りなかったのが少し残念。
パンフレットの表紙にもなっている「ホノラタ・マルティン」の作品はに見入ってしまった。
高いビルの屋上から身を乗り出し、画面の外から突き出した男の腕が、彼女の落下を防いでいる。
極限の状況を移した作品の説得力を信じている作家なのだとか。